近年、地震や台風などの自然災害が頻発しており、いつ自分の身に降りかかるかわかりません。しかし、「防災グッズを何も持っていない」「何から準備すればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、今から防災グッズを揃えたい初心者の方向けに、最低限必要なものから優先的に準備すべきアイテムを分かりやすく解説します。無理なく準備を進められるように、ステップごとに紹介していきます。
1. まずは「72時間生き抜くための必需品」を揃える
災害発生時、救助や支援が行き届くまでには**最低72時間(3日間)**がかかると言われています。そのため、まずは「3日間を生き抜くために必要なもの」を揃えることが最優先です。
優先的に用意すべき基本の防災グッズ
✔ 飲料水(1人1日3リットル × 3日分)
✔ 非常食(3日分の食料:レトルト食品、乾パン、缶詰など)
✔ 携帯トイレ(1日5回×3日分が目安)
✔ 懐中電灯・ランタン(停電時に必須)
✔ モバイルバッテリー(スマホが唯一の情報源になるため)
✔ 救急セット(絆創膏、消毒液、常備薬など)
✔ 防寒具(ブランケット、カイロ、レインコート)
ポイント
- **水と食料は最優先!**コンビニやスーパーで買えるので、まずは3日分確保する。
- **トイレも忘れずに!**水道が止まるとトイレが使えなくなるため、携帯トイレを用意しておく。
- **情報収集のためにスマホを守る!**モバイルバッテリーは最低1つ持っておく。
2. 持ち出し用バッグを作る
災害時は「自宅にとどまる場合」と「避難する場合」の両方を想定する必要があります。避難が必要になった時のために、すぐに持ち出せるバッグを準備しておきましょう。
持ち出しバッグの中身リスト
✔ 基本の防災グッズ(飲料水500ml×3本、非常食、懐中電灯、モバイルバッテリー、携帯トイレ)
✔ 重要書類のコピー(保険証、免許証、家族の連絡先リスト)
✔ 現金(小銭を含む)
✔ 軍手・マスク・タオル
✔ ホイッスル(閉じ込められた際に救助を呼ぶため)
✔ 最低限の衣類と下着、雨具
ポイント
- リュックにまとめると持ち運びしやすい!
- **荷物は重すぎないように注意!**災害時は素早い行動が求められるので、重くなりすぎないように調整する。
- **定期的に中身をチェック!**賞味期限や電池切れに注意し、半年に一度は見直しをする。
3. 家の備蓄を増やして「1週間耐えられる」状態へ
3日分の備えができたら、次は「1週間分の備蓄」を目指します。大規模災害では復旧までに時間がかかるため、自宅で過ごす場合を想定した備蓄を増やしていきましょう。
追加で備えておくべきもの
✔ カセットコンロ&ボンベ(停電・ガス停止時の調理用)
✔ 簡易トイレ(家族分×7日分)
✔ 保存食(パスタ、レトルト食品、フリーズドライ)
✔ 使い捨て食器(紙皿、紙コップ、割り箸)
✔ ラップ・アルミホイル(食器を汚さずに使うため)
✔ 大きめのポリ袋(ゴミ袋、トイレ袋として活用)
ポイント
- 水の確保は最重要! ペットボトルの水に加え、給水タンクやウォータータンクを用意するのも◎
- ガスが止まると料理ができない! カセットコンロがあれば温かい食事を取ることができる。
- トイレ問題は深刻! 7日分の携帯トイレがあると安心。
4. 防災グッズを買う時のポイント
① いきなり全部揃えなくてもOK
最初からすべてを揃えるのは大変なので、**「まずは3日分」→「1週間分」**と段階的に増やしていくのがおすすめ。
② 100円ショップも活用できる
100均には懐中電灯、軍手、ビニール袋、簡易食器など、防災グッズとして使えるものがたくさんあります。手軽に準備を始めるなら、100円ショップを活用するのもアリ!
③ 定期的に見直しをする
賞味期限のあるものや電池などは、半年〜1年に1回のチェックを忘れずに。ローリングストック(普段から食べながら補充していく方法)を取り入れると、無駄なく備蓄できます。
5. 防災グッズだけでなく、家族の話し合いも大切
防災グッズを揃えることも大事ですが、**「いざという時にどう行動するか」**も重要です。家族と以下のような話し合いをしておきましょう。
✔ 避難場所の確認(自治体が指定する避難所をチェック)
✔ 連絡手段の確認(携帯がつながらない時の集合場所を決める)
✔ 防災アプリの導入(NHKニュース防災、Yahoo!防災速報など)
まとめ:今日から少しずつ始めよう!
防災グッズを持っていない人は、まず 「3日分の水・食料・トイレ」を確保する ことから始めましょう。その後、持ち出しバッグを用意し、1週間分の備蓄へとステップアップしていけばOKです。
完璧を目指す必要はありません。少しずつでも準備を始めることが大切! この記事を参考に、今日からできることを始めてみてください。