一軒家を購入し、住み始めたのが2014年7月14日
イオンでの太陽光発電の営業にのせられて、2016年8月9日に太陽光発電開始!
ついでに蓄電池も購入させられ、メリット、デメリットも曖昧なまま現在に至りました。誰でも気になるのが、
電気代が安くなる!?売電収入はいいのか!?元は取れるのか!?
ということだと思います。我が家の電気代等を参考にして、太陽光発電と蓄電池を設置すると電気代がどうなるのか、元が取れるのか簡単に計算してみました。
我が家の太陽光発電システムの能力値
まずは我が家の太陽光発電システムのステータスの確認です。関西電力株式会社から届いた、「再生可能エネルギー発電に関する電力受給契約のご案内」記載の内容をまとめました。
発電設置区分 | 太陽光10kW未満 |
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買取単価 | 31円 |
受給開始日 | 2016年8月26日 |
受給最大電力 | 5.5kW |
買取単価は2016年の価格です。2018年では26円に下がっているようです。年々下落傾向のようです。
ちなみに太陽光発電のメーカーは京セラです。
我が家の蓄電池の能力値
次に我が家の蓄電池のステータスを確認です。
メーカー | 京セラ |
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蓄電システム名 | リチウムイオン蓄電システム |
型式 | EGS-LM72BⅢ |
蓄電容量 | 7.2kWh |
蓄電容量とは「kWh(キロワットアワー)」と表され、どれだけ充電し放電できるかを表しています。
kWhの「kW」は出力のこと。「h」は時間(hour「アワー」)の意味です。だから、1kWを1時間(1h)使いたい時に必要な容量は1kWhです。
つまり、1kW(=1000W)を7.2時間使用できる電力を蓄電していることになります。
太陽光ローン支払い計画
貯金が無いのに太陽光と蓄電池を購入したので、もちろんローン払いです。ローンの返済計画を公開します。
返済方法 | 元利均等返済 |
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元金 | 3,669,840円 (太陽光と蓄電池の金額) |
利息 | 626,771円 (計画通りの返済の場合) |
元金+利息 | 4,296,611円 |
毎月の返済額 | 23,870円 |
返済回数 | 180回(15年) |
気になる実際の買取料金は?
関西電力の「はぴeみる電」から履歴を確認しました。
買取年月 | 受給電力量 (kWh) |
買取料金 (円) |
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2018年10月 | 327 | 10,137 |
2018年9月 | 548 | 16,988 |
2018年8月 | 609 | 18,879 |
2018年7月 | 501 | 15,531 |
2018年6月 | 614 | 19,034 |
2018年5月 | 642 | 19,902 |
2018年4月 | 583 | 18,073 |
2018年3月 | 396 | 12,276 |
2018年2月 | 211 | 6,541 |
2018年1月 | 215 | 6,665 |
2017年12月 | 261 | 8,091 |
2017年11月 | 331 | 10,261 |
合計 | 5,238 | 162,378 |
年間約16万円の収入となっています。
蓄電池設置のメリット
蓄電池設置のメリットは3つあります。
- 電気が安い深夜電力を蓄電し、日中に使用できる
- 日中の太陽光発電量の多くを売電できる
- 災害時、停電時にも電気が使える
①電気料金が安い深夜電力を貯蓄し、日中に使用できる
電気料金は分かりやすいように説明すると、デイタイム・リビングタイム・ナイトタイムに分けられます。
単価はそれぞれ以下のようになります。
デイタイム | 約31円 |
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リビングタイム | 約23円 |
ナイトタイム | 約10円 |
ナイトタイムが深夜料金です。デイタイムの3分の1の電気料金です。
この3分の1の電気料金の時間帯(ナイトタイム)に蓄電をします。そして、蓄電した電気を日中の電気料金が高い時間帯(デイタイム・リビングタイム)に使用することができるのです。
我が家の使用内訳は以下のようになっています。
ほとんどがナイトタイムとなっています。蓄電池の効果がはっきりと分かります。
②日中の太陽光発電量の多くを売電できる
蓄電池に電気料金が安い深夜電力を蓄え、日中に使用します。日中の太陽光発電した電気については、蓄電が尽きるまで全部買取対象となります。
安い深夜電力から蓄電をすることによって、日中太陽光発電した電気を使用することを抑えて売電することが可能になるのです。
③災害時、停電時にも電気が使える
日本は地震大国です。南海トラフも数十年以内に起こると予想されています。万が一数週間単位で電気が使えない状態になってしまっても、蓄電池があることで、太陽光発電した電気を蓄電し、使用することが可能なのです。とくに無駄遣いをしなければ、電気が消えることもありません。
結局、元は取れるのか?
結局安くなったのはいいけど、元は取れるのか?簡単に計算してみました。
5人世帯の電気代の平均
私は5人家族なので、5人家族の平均電気料金を調べてみました。
オール電化の年間電気代平均額は190,868円
ひと月あたり15,905円となっています。
(参照:エネチェンジ「オール電化の電気代平均額はどれくらい?」)
この金額を参考にして計算します。
我が家の電気代
我が家の電気代は2017年11月から2018年10月までの1年間で72,190円でした。月平均6,015円となります。
オール電化の電気代平均額と我が家の電気代平均額の差は
15,905円-6,015円=9,890円
となるので、1か月9,890円であり、年間118,680円の電気代節約になります。
元が取れるのか計算してみた
我が家の太陽光と蓄電池は3,669,840円で購入しました。(利息を除いて計算します)
年間売電収入が162,378円、年間節約電気代が118,680円なので281,058円が貯蓄できる計算となります。何年で元がとれるか計算してみます。
3,669,840円÷281,058円=約13
つまり13年で元が取れる計算となりますね。元本だけの計算で利息を考慮していませんが、利息を入れると合計4,296,611円になるので、何年で返済できる計算かというと
4,296,611円÷281,058円=約15
利息も含めると15年で元が取れる計算になります。
まとめ
太陽光発電や蓄電池は元を取るまで13年以上かかりそうです。
しかし、オール電化の場合、蓄電池の特性を活かし、深夜電力を利用することで毎月の電気代を半分以下にすることができます。
導入するには少し高額ですが、電気代が確実に安くなり、売電収入も入ります。
長い目でみると、設置しても良いかもしれません。