仕事

銀行員から公務員に転職する人が多い理由(体験談から説明)

はぴらきママ
はぴらきママ
私も銀行員だったけれど、公務員に転職する人がまぁまぁいたよ!何でだろう?

 

その疑問に答えます。

 

この記事の内容
  • 銀行員と公務員の違い(市役所を例に)
  • 銀行員の良いところ悪いところ
  • 公務員の良いところ悪いところ

 

この記事の信頼性
はぴらきパパ
はぴらきパパ
数年間銀行員でした。その後、公務員(市役所)に転職しました。銀行と公務員のどちらも経験している僕が詳しく説明します。

 

今から就職活動をする学生の方や、現在銀行員で公務員への転職を考えている方にオススメの記事となっています。

銀行員と公務員の違い【転職した僕が説明】

まず、銀行員と公務員の違いをまとめてみました。

項目 銀行員 公務員
ノルマ きつい きつくない
上司からのプレッシャー かなりある ほとんどない
資格取得 毎日勉強 ほぼない
プライベート 充実できない 充実できる
給料 普通 少ない
人間関係 悪い 良い
転勤 あり なし

表を見て思うことは、「精神的に公務員の方が楽そう」っていうところです。

  • ノルマ
  • パワハラ
  • 家帰って勉強
  • 接待

など、銀行員時代にあったものが、公務員になってからありません。

 

ノルマが全く無いわけではありませんが、未達成でも「怒られない」のが公務員です。

銀行員の良いところ悪いところ

銀行員になって良かったこと

  • 経済の勉強ができた
  • 投資信託について学べた
  • 正確な事務を学べた

 

銀行員になって良くなかったこと

  • 土日に強制ボランティア
  • チームなのに人間関係が悪い
  • 転勤が多い

 

詳しく説明します。

銀行員の良い点1 経済の勉強ができること

銀行員になれば、日本経済新聞を半強制的に購読させられます。

しかしながら、そのお陰で、経済の仕組みや流れを知ることができます。

経済に興味がない人は苦行です。

銀行員の良い点2 投資信託について学べたこと

投資初心者の初めての投資先は投資信託になることが多いです。

 

私自身、若い人からおじいちゃんおばあちゃんまで、色んな年代のお客様に投資信託を売ってきました。

 

ほとんどの方がよく分かっていないまま購入していました。

 

投資信託は銀行で買うべきではないことを学べました。

投資信託は銀行で買うな!元銀行員が教えます。「あの人が言ったんで買ったのに・・」「この銘柄がいいと言われて、押しに負けて買いました。」と私が銀行員時代、個人顧客の元に投資信託購入者...

銀行員の良い点3 正確な事務を学べたこと

銀行といえば、1円でも合わなければ帰れないところです。

 

実際、金額が合わなかったことがあり、深夜2時すぎまで残っていたことがあります。(最終的に合いました)

 

銀行員=事務が正確

というのが、一般的な感覚だと思います。

 

そうであるからこそ、転職市場にて銀行員だったことの市場価値は非常に高くなっています。

銀行員の悪い点1 土日に強制ボランティア

ボランティア自体はとても良いことで、尊敬できる行動であると思います。

 

しかし、銀行では月2回くらい、強制でボランティアに参加させられます。

 

そのボランティアも朝から晩まで1日がかりです。

 

というのも午前中に2時間ほどのボランティアだったとしても、その後、上司に連れまわされるからです。

 

「これも仕事」と言われればそれまでですが、プライベートな予定は全部キャンセルです。

銀行員の悪い点2 チームなのに人間関係が悪い

ノルマがある業種なら、ある程度は人間関係が悪いところもあるかもしれません。

 

ノルマが未達な場合、普通は上司が部下に、先輩が後輩に対し、適切なアドバイスを出し、チームとして目標達成に向けて頑張るというのが普通だと思います。

 

私の勤めていた銀行では、ノルマが未達のものを標的に罵詈雑言を浴びせ、具体的な指示もないまま、パワハラを受ける日々でした。

 

人間関係の悪化というよりも人間不信に陥りそうなくらい、詰められて、怒鳴りつけられる日々を昨日のように思い出します。

 

※あくまで、私個人の意見です。

銀行員の悪い点3 転勤が多い

これについては、良い点とする人もいるかもしれません。

 

銀行員は、癒着を防ぐといった意味でも、数年で転勤します。

 

銀行によってある程度のルールがあるように思われます。

 

結婚し、家を購入しようと思っても、転勤が多いと、引っ越しも多くなるため、マイハウスの夢はあきらめざるを得ません。

公務員の良いところ悪いところ

公務員になって良かったこと

  • 精神的苦痛からの解放
  • ノルマ皆無
  • プライベートの充実

 

公務員になって良くなかったこと

  • 給料が安い
  • やりがいを探すのが大変
  • 事務の適当さ(驚き)

 

詳しく説明します。

公務員の良い点1 銀行員時代の精神的苦痛からの解放

公務員に転職してからは、精神的な苦痛は皆無です。

 

銀行員時代は、毎日理不尽なことで怒られ、四面楚歌状態でした。

公務員の良い点2 ノルマ皆無

公務員に個人的なノルマはありません。市全体としての目標なら掲げられています。

 

目標は未達でも誰も何も言いません。

 

銀行なら、怒鳴りつけられ、「ノルマ達成するまで帰ってくんな」と言われます。

公務員の良い点3 プライベートの充実

基本的に8時30分から17時00分くらいまでが仕事です。

 

定時になるとすぐに帰れます。

 

また、有給もMAXで取得可能で、プライベートを充実することができます。

 

それに比べ銀行は、有給消化はほぼしません。

 

月末月初、5日10日(ごとび)、月曜日と金曜日の休み取得は煙たがれます。

公務員の悪い点1 給料が安い

これは仕方ないと思います。

 

銀行に比べるとはるかに楽な仕事なので、給料が安いのは許容範囲です。

公務員の悪い点2 やりがいを探すのが大変

市役所には誰がやっても同じ結果になる仕事が多数存在します。

 

例えば、住民税を決める作業です。

 

単純に収入、所得をシステムに入力する作業をするだけで、住民税が決定されます。

 

それだけをやっていると、自己目標が無いわけなので、仕事の方向性が保てません。

 

自己目標を発見するためにも、やりがいを何とか探さないといけません。

公務員の悪い点3 事務の適当さ(驚き)

銀行員から公務員になって最初に驚いたことです。

 

個人情報の取り扱いがむちゃくちゃで、事務もめちゃくちゃ、「訂正印?なにそれ?」っていう感じで事務しています。

 

今となっては、マヒしてしまい、ある程度は許容していますが、事務のやり方には驚いています。

まとめ 公務員は銀行員よりも精神的に楽なのが転職の一番の理由

公務員は銀行員よりも精神的に楽なのが転職の理由です。

 

パワハラなどで苦しんでいる人がいれば、公務員に転職することを強くすすめたいと思います。